ミニチュア・チェンバロ & ペーパー・クラフト

チェンバロ・フェスティバルやチェンバロ協会イヴェントなどで大好評の、ミニチュア・チェンバロ、ペーパー・クラフトをご要望にお応えして販売いたします。

  • ミニチュア・ルッカース二段

    約1/10スケール(22cm)

    完成品・¥6,000(税・送料別)

    ※木製の飾り物です。音は出ません。

    ※郵便振替用紙を同封いたします。最寄りの郵便局でお支払いください。

    ※数に限りがございますので、売り切れの場合ご容赦ください。

    ご注文・お問い合わせはこちらからどうぞ

  • チェンバロ ペーパー・クラフト

    ハサミ、カッター、糊など必要、小学生以上想定

    イタリアン・ヴァージナル(初級)
    ¥200(税・送料別)
    フレミッシュ一段(中級)
    ¥200(税・送料別)
    フレンチ二段(上級)
    準備中

    ※市販の模様付きテープや絵の具、フェルト・ペンなどで自由に装飾して楽しみます。

    屋根、脚部はついていません。自作して楽しんでください。

    ※郵便振替用紙を同封いたします。最寄りの郵便局でお支払いください。

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  • コラム ミニチュアの楽しみ

    男の子なら誰でもミニカーに夢中になった時期がある。女子ならリカちゃんハウスなど、人形遊びの小道具として、縮小された家具、食器などはさらに身近な存在だったはずだ。

    縮小されたモノを愛でる趣味は、意外に古い歴史を持っているらしいが、最も明確な形で実用に供されたのは、船舶模型だった。ヨーロッパの大航海時代、優れた船を持つことが海を制する、つまり世界貿易の富を手中に納める野望の象徴となり、王侯貴族らは優れた船の建造に情熱を注いだ。船の商人たちは、いわば営業ツールとして自社の船舶模型を贈り、数年先であろう船の引き渡しまでの時を心待ちにする注文主の、はやる心を慰めた。

    この習慣は現代にも受け継がれ、大型商船やタンカーの会社のロビーに、自社所有のモデルが誇らしげに展示されているのを目にすることがある。

    現代の身近な趣味としては、永い歴史を持つ帆船、鉄道模型や、近年愛好家を増やしつつある、ドールハウスが挙げられるが、これもまた王侯貴族の子女に礼儀作法を教育するための実用的な側面があった。これらは次第に趣味として洗練され、コレクションの対象になる。

    英国王女クィーン・メアリーは、ミニチュア世界にハマった一人で、世界の王族への贈答品として、王室御用達のドールハウスを贈り喜ばれたという。

    極めつけは国王ジョージ五世の妻となった彼女へのプレゼント用に、当時考え得る限りの建築技術、工芸美術の粋を集結した、ミニチュアのための壮大な国家プロジェクトが組まれた。王室付き建築家をはじめ、住宅設備関連ほかあらゆる分野の専門家が集結して、日夜会議を繰り広げたといわれる。

    20世紀初頭に実現された、この究極のドールハウスとは、壮麗な5階建ての屋敷に、調度品類はもちろん王室御用の家具メーカー、食器、銀器類は言うに及ばず、エレベータは可動し、バスルームには給湯設備が配管された。車庫には当然ロールスロイス社の送迎車が控え、ワインカーヴには本物のヴィンテージ・ワインがミニボトルに詰められて、収蔵されたという。

    この狂気のドールハウスは現在どこにあるのだろうか。私は見てみたい。